詳説!AGA(男性型脱毛症)のメカニズム

詳説!AGA(男性型脱毛症)のメカニズム

毛髪の成長パターン

single10-1

髪の毛は1年で15cmほど伸びています。ずっと同じ毛髪が伸び続けているのではなく、次のようなサイクルで入れ替わっているのです。

成長期

毛穴から毛髪が生えて成長を続ける時期です。2年から6年の間、抜けることなく1ヶ月の間に1.2cmほどのペースで伸び続けています。この成長期の期間が長いほど毛髪は太くなる傾向があります。

退行期

髪の毛の根元(毛球)が痩せてくるとともに毛髪の成長が止まります。2週間から3週間ほどの期間です。

休止期

次の毛髪が生え始めるまでの数ヶ月、伸びることなくそのまま毛髪は頭皮に留まっています。毛穴の内部では、毛球は細くなっており、毛根も浅く抜けやすい状態へと変化していく過程です。

そして新しい毛髪が生み出されるとともに抜け落ち、新しい毛髪の成長期へと進みます。このように抜け落ちた毛髪が一般的に言う「抜け毛」というものです。

伸び続けていた毛髪はやがて抜けて、またそこから生え、そして伸び続けて、やがて抜ける…。髪の毛はこのようなサイクルをくり返していて、これをヘアサイクルと呼んでいます。

成長期の長さなど、個人差はあっても、髪が薄くなったり減ったりすることなく一定の量を保っています。

AGAのメカニズム

single10-2

AGAの場合でもこのヘアサイクルをくり返してはいますが、成長期の期間が大幅に短くなっています。

数ヶ月から1年ほどで成長期が終わり退行期へと移行し、抜けやすい状況となっているわけです。これには男性ホルモンのジヒドロテストステロンが関係しているとみられています。

男性ホルモンにはテストステロンやジヒドロテストステロン、アンドロステロンなど、いくつかの種類があります。その内のジヒドロテストステロンはテストステロンなどよりも強力に作用する男性ホルモンです。

テストステロンに酵素の一種、5αリダクターゼが作用し水素が結合することでジヒドロテストステロンとなります。毛乳頭細胞にこのジヒドロテストステロンが作用して髪の成長を抑制してしまうことで、成長期が不十分となってしまうわけです。

5αリダクターゼは額の髪の生え際と頭頂部に多く存在していることがわかっています。そこで、ジヒドロテストステロンが生成され、生え際の後退や頭頂部の髪が薄くなっていく状態を生み出しているわけです。

実際の治療法として、クリニックなどで5αリダクターゼ生成を阻害する抗アンドロゲン薬「フィナステリド」の処方されており、これによって、AGA特有の生え際の後退と頭頂部に改善に効果をあげています。

毎日1mgの服用で9割の男性に抜け毛の改善や毛髪の成長が見られたとする調査結果も出ています。「5αリダクターゼがジヒドロテストステロンを生成→毛乳頭細胞に作用→毛髪の成長が阻害」のメカニズムと一致する結果となっています。

ただし、抗アンドロゲン薬は副作用もあり、AGA専門のクリニックなどの医師の指示にしたかって服用することが重要です。”

最近登録された新着のAGA対策コラム

すべてのコラムを見る