プライバシーは守られる?クリニックごとの取り組みとは
患者の個人情報はプライバシーポリシーで守られている
「AGAの治療を受けたいけれど、どうしても治療を受けていることを他の人に知られたくない。」という風に感じる方が依然として多くいらっしゃいます。
こうした患者さん側からの意見に対して、AGAの治療を手がけている各クリニックの中にも、患者さんに対するプライバシーに関連した各種情報などを徹底して保護する取り組みを実践している所が多く見られるようになりました。
中でも、最も多いプライバシー対策として導入されているのが、プライバシーポリシーの設置です。
プライバシーポリシーとは、個人情報に関する取扱や注意事項などについてあらかじめ規定したルールの1つで、そのクリニックで個人情報がどのような形で取り扱われているのかが明確に表されているのが特徴です。
例えば、AGAの治療を受ける際に必要な患者さんの住所や氏名、職業などの各個人情報が該当しているほか、どのような治療法を通じて治療を受けたのか等、治療に関連した各種情報や、抜け毛や薄毛症状の具合とその進行度など、症状に関する詳細な情報などが該当します。
プライバシーポリシーを通じてそのクリニックが個人情報やプライバシーをどのように取り扱っているかが事前に把握できる上、もしもポリシーに違反するような行為があれば、患者さん側も法的な対応が取りやすくなるなど、プライバシー情報を取り扱う上で効果的な制度になっています。
また、大手クリニックの中には、プライバシーの侵害などに対してクリニックに申告などが行える専用窓口を設けている所もあり、一歩進んだ対策が採用されています。
実際の治療場面でも細心の取り組みが
プライバシーポリシーなど制度によってプライバシー情報を守るクリニックが増加していますが、実際の治療場面や環境にも、高度なプライバシー保護の対策を打ち出しているクリニックがあります。
例えば、薄毛や抜け毛などAGAの治療を受けていることが他人に悟られないよう、AGAに関する症状の治療を請け負っている旨を示す看板や広告等を一切クリニックに提示しないようにするクリニックもあり、患者さんが実際にそのクリニックを利用しても、周りから見れば治療を受けに来ている事自体が分からないようになっています。
このほか、実際に治療を行う際に全て完全予約制が導入されているクリニックも多く、他の患者さんとクリニック内ですれ違う心配も無く、医師などスタッフとだけ接する事ができるようになっているなど治療環境にも徹底した気密性を確保しているクリニックもあるほか、担当する医師やスタッフも全て初診時から徹底して変更せずマンツーマンの形で治療が受けられるクリニックもあるので、カルテなど個人情報が豊富に記載された物も特定のスタッフにしか閲覧できないようになっていたり、個人差のある症状についての悩みや不安を特定の医師やスタッフにだけ打ち明けやすい環境が構築されているなど、それぞれのクリニック毎に特徴的なプライバシー対策が取り組まれています。